大阪弁クイズ Part 2 大阪のソウルフード論争─発祥はどこやねん? ー食文化ー

解答:(イ)
解説:
「大阪のソウルフード」と聞くと、どれもこれも大阪のもんやと思いがちですが、“発祥”となると少し話がややこしいのが実情です。大阪の食文化は、他所の料理を取り入れ、それを自分たち流にアレンジして独自進化させるという特徴があります。いわば“吸収と改造の町”なんですね。
今回の選択肢で唯一、大阪発祥と断定しにくいのが お好み焼き です。どうも、もともとは東京で食べられていたようや。びっくりした?大正〜昭和初期にかけて、東京の花街(芸者さんの世界)で提供されていた「文字焼き」「どんどん焼き」がルーツとされる説が強く、現在の形になる前段階は東京での食文化に近いと言われます。もちろん、大阪で“粉もん文化”として劇的に進化し、ソースの味、具材、焼き方など、今のスタイルを完成させたのは大阪の大きな功績。だから「大阪名物」であることに間違いありません。
残りの選択肢の食べ物は大阪色が強いかな:
・たこ焼き
 ルーツは明石の明石焼きだと思いますが、生地を分厚くしたり、ソースを塗ったりと、今のたこ焼きを形作ったのは大阪。世界的にも「OSAKA FOOD」と紹介されるほど。

・きつねうどん
 これはもう、ほぼ間違いなく大阪発祥。大阪の出汁文化と甘いお揚げの組み合わせは“うどんの大阪らしさ”の象徴。

・押し寿司(箱寿司)
 寿司の歴史は全国的に古く、各地に押し寿司の系統がありますが、大阪の箱寿司文化は特に独自性が強い。見た目の華やかさは、大阪商人のもてなし文化と深い関係があります。

発祥”の細かさで選ぶなら、お好み焼き(イ)が最も大阪外の流れを引いていると考えられます。
ただし、会話に出てくる四つはすべて、「大阪で独自の形へ育った、大阪人の誇るソウルフード」
であることに変わりはありません。

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