解答:(エ)
解説:
今回のキーワードは「ずんべらぼん」ですな。「ずんべらぼん」と聞いても、最近ではピンと来る人は少ないかもしれません。もともとは、「のっぺらぼう」や「つるっとして何もない様子」を表す言葉として使われます。「ずんべらぼん」という音そのものが、なんとなく「何もない」「つるんとしている」という感じを出しているのも面白いところですな。
ところが、今回の会話では「お金が全くない」という意味で使われています。これは、言葉の意味が会話の中で広がったものと考えると分かりやすいでしょう。つまり、何もない→手元に何もない→お金も何もない→すっからかんという具合です。今回の男性2は、冒頭で「癖モン」の女について話しています。「癖モン」とは、普通の人とはちょっと違う、扱いにくい、油断ならない人物などを指します。まぁ、「曲者」ですよね。男性1は以前から「あの女には気をつけろ」と言っていたのでしょう。ところが男性2は、その忠告を聞かなかった。そして、その直後に、「もう、ずんべらぼんですわ😟」と言っています。さらに男性1が、「いかれこれやの」と返している。この流れから考えると、女性にしてやられて、有り金を全部持っていかれた、つまり金がすっからかんになったという意味に取るのが自然です。
もう一つのキーワードが「いかれこれ」。これも、今ではほとんど聞かなくなった言葉でしょうか。今回の会話では、「してやられた」「ひどい目に遭った」といった意味合いで使っています。「いかれこれやの」と言われれば、「やられたな」、「してやられたな」、「えらい目に遭うたな」という感じですね。
なので、「ずんべらぼん」+「いかれこれ」という2つの言葉を合わせることで、「女にしてやられて、金まで全部なくなったんやな」という状況が見えてくるわけです。大阪弁の面白いところは、こうした一つ一つの言葉だけでは分かりにくくても、会話全体を聞くと意味が浮かび上がってくるところにもあります。
「ずんべらぼん」の基本的なイメージが「何もない」「つるっとしている」だとすれば、そこから「手元に何もない」という意味が生まれても、それほど不思議ではありません。「財布の中身が何もない」。これを大阪流にちょっと大げさに表現すれば、「もう、ずんべらぼんや」となるわけですな😀 標準語で言えば、「すっからかん」、「一文無し」、「お金が全然ない」あたりが近いでしょう。ただし、「ずんべらぼん」は単純な「貧乏」という意味とは少し違います。何かがあったのに、それが全部なくなってしまったような「空っぽ感」を表す言葉として考えると、今回の会話にはよく合います。
「ずんべらぼん」も「いかれこれ」も、現在の大阪の日常会話では、かなり珍しい言葉になっていると思います。私自身も、こういう言葉を取り上げるたびに思うんですが、方言というのは、いつの間にか消えていきますな。若い世代が使わなくなれば、その言葉は少しずつ日常から姿を消していきます。でも、こういう古い大阪弁には、標準語に置き換えると失われてしまう独特の語感や、昔の大阪人の生活感があります。「お金がありません」では、何とも味気ない。「すっからかんや」でも、まあ分かる。しかし、「もう、ずんべらぼんですわ😟」と言われると、なんや知らんけど、財布の中まで見えるような感じがするやろ😀
こういう言葉も、できれば残していきたいもんですな。「ずんべらぼん」とか「いかれこれ」。
今でも使われていることを祈る‼😀
大阪弁クイズ「ずんべらぼん」って何?知らないと意味が分からない大阪の古い言葉
大阪弁クイズ 12


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