なんば周辺レポート16　宗右衛門町　－南海高野線沿いを行く－

本日は宗右衛門町をご紹介いたしましょう。宗右衛門町は道頓堀川を挟んで道頓堀商店街と平行する商店街です。

道頓堀川の南側(現在の道頓堀商店街)が演芸の中心地、北側(宗右衛門町)がお茶屋などが並ぶ花街として発展しました。芝居でも見た後は川渡った宗右衛門町でご飯でもというパターンが確立したみたいです。その後、宗右衛門町は船場の商家の旦那衆のサロンの場になって行ったようですよ。つまり、格の高い花街になって行ったようですよ。

　今も、宗右衛門町はこの歴史を引き継いでいます。高度経済成長期の頃はたくさんのバー、キャバレー、風俗店で賑わいを見せました。その頃の宗右衛門町の様を歌にしたのが「宗右衛門町ブルース」です。ある一定の年齢以上の方には懐かしいやろ😀 ま、ここは夜の街ですから、あまりお金持ちではない私なんぞはめったに行くことがございません。ただ、私が若い頃にはマハラジャちゅうディスコがこの宗右衛門町の入口のとこにあってな。よう行きましたわ。ここは男だけで入店できへんかったんや。男女同伴ちゅうのが原則やった。ただし、女子だけのグループはＯＫ。そこで、我々のような男だけのチームは店の前で、女子だけのグループで来店するお姉さんに頼んで一緒に入ってもろたもんや。同じような経験ある人おるやろ😀 もう四半世紀以上前の話やけどな😅😅
ま、昔話はええとして、老若男女問わずにこの宗右衛門町で昼間行けるとこいうたら、やっぱ食道園やろ。日本式焼肉の発祥の店と言われますね。また、ここで超有名なのは焼肉弁当でしょう。大阪

万博でこの焼肉弁当を出したんですが、これが大ヒット。以後、焼肉が日本人に親しまれるようになったんですね。そう考えると、日本の食文化に対する食道園の貢献は計り知れんもんですよね。