今日は若者の街、アメリカ村へ参りましょう。先週参りましたヨーロッパ通りから、御堂筋を渡って西側の地域です。以前は炭屋町。現在は西心斎橋と呼ばれています。
写真中央の道(赤信号)沿いに奥に広がる地域がアメリカ村、通称アメ村と言われるところです。
ここの歴史は、そうですね~。1960年代後半ですかね。そう考えれば50年ちょいですか。当時は倉庫、主に材木の倉庫とか駐車場とかそれと普通の民家がある地域やったそうです。ま、立売堀(いたちぼり)近いですから材木商の人たちの倉庫やと思います。
そこへ、日限萬利子という地元の実業家がLOOPという喫茶店を始めます。それが1969年のことです。それを契機に若者を中心に人があつまり、当時では貴重だったアメリカのサーフィン関連の商品、雑貨、古着、そして中古レコードなどを売る店ができます。そういったいきさつから、ここをアメリカ村と呼ぼうということになって、現在のアメリカ村の原形ができたと考えられます。そして、忘れてはならないのは、VANというブランドです。知ってるか?60年代とか日本を一世風靡したブランドですよ。アメリカの東海岸にある名門大学グループをアイビーリーグと言います。そこに通う学生たちが好んで着るようなファッションというイメージからVANの商品はアイビーファッションと呼ばれていました。このVANの前身は石津商店と言いまして、アメ村に本社がございました。大阪発祥?と言うだけでなんかコテコテの色使いの派手な服とお思いでしょうが、全然。私の知る限りではすごくシックな感じでしたよ。ある一定の年齢以上の人ならアイビーファッション言うたらピンとくるでしょうが、今の若い人にわな~。ま、横浜とか神戸とかに合いますかね。そう言えば、イメージできるか。
難波周辺レポート19 アメリカ村 -南海高野線沿いを行く-
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