解答:(ア)
解説:
さて今回は、日常会話にサラッと紛れ込んでくる大阪特有の食材呼称と食文化のお話。軽く見えて、実は方言学・食文化史の視点がちょこっと含まれています。
「なす」は大阪では昔から 「なすび」 と呼ぶのが一般的。
これは単なる方言というより、日本語の歴史的呼称やで。もともと古語では「なすび(ナスビ)」が主流で、「なす」という短縮形が全国に広まったのはわりと最近のことやと聞いてる。
大阪は「古い言い方をそのまま残してきた地域」と言えるのかな。
女性が言う「なんきん」。まぁ、「かぼちゃ」ですわな。この「なんきん」は、中国の南京経由で日本に入ってきたことから、「外国からやってきた珍しい野菜」というニュアンスの呼び名だったとか。江戸時代の食材名としてはよく出てくる言い方で、こちらも歴史的背景がバッチリ。スーパーの表記は「かぼちゃ」が一般的ですが、料理名や会話では今でも「なんきん」が現役です。
そして、男性の「今日、関東だきするんちゃうの⁉」というツッコミ。これも大阪文化の味がギュッと詰まっています。書くと 「関東煮」。読みは地域によって「かんとうに」だったり「かんとうだき」だったりするようですが、大阪ではほぼ確実に 「かんとうだき」。
いわゆる「おでん」とほぼ同じ料理ですが、出汁や味付けに若干の違いがあると言われます。
特に大阪は昆布だし文化なので、関東風の濃い味付けとはまた別物の世界観。
名前が変われば文化も変わるの好例ですね。
女性が頼んでいるのは、「なすび」と「なんきん」という野菜(=答えはア)。日常会話の中に、実は言語史や食文化史がふんわりと潜んでいる。これぞ大阪弁の面白いところですな。
大阪弁クイズ Part 2 「なすび」と「なんきん」で関東だき?大阪ことばに隠れた食文化 ー食文化ー
会話編 12



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