解答:(ウ)
解説:
この「とく」は、「溶かす」の意味です。大阪や関西では、粉もん文化が根づいているせいか、料理の場面でよく使われます。
たとえば、「お好み焼きの粉、といといて」「味噌といといてな」といった具合ですな。つまり、水などを加えて混ぜて溶かすことを指します。標準語では「溶かす」と言うところを、大阪では短く「とく」と言うのが特徴や。
この省略のリズム感は、いかにも大阪弁らしい軽快さ。「といて」「といといて」など、命令形や依頼形で使われることが多いかな。
また、会話中の「こねるとはちゃうで」という女性の台詞がヒントになる。「こねる」は粘りを出す動作、「とく」はさらっと溶かす動作。似ているようで違うんですね。
今では若い人があまり使わなくなりましたが、台所ことばとして根強く残っている表現だと思います。
「とく」は、大阪の生活言葉のリズムを感じさせる、味わい深い一語です。



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