解答:(エ)
解説:
問題としては簡単でしたね。解答は(エ)ですね。ま、関西圏以外ということですが、特に東日本ですかね。状況設定は大阪のとある塾です。これは、私の知り合いが言ってた実話に基づく会話です。現在、小学生の子供さんを育てている30代のお母さんです。学習塾に通わせている。そこの先生がなかなか面白くて、大阪の子供やお母さんには人気があるようですが、関東から引っ越してきた子供が、会話の学生2のような感じらしいです。
さて、今回のポイントは、会話の中身ではなく、会話への感じ方だと思います。大阪では、先生と生徒のやり取りに多少の冗談や脱線があっても、それを「場を和ませるコミュニケーション」として前向きに受け止める人が少なくありません。たとえばこの会話でも、「財布が見えている」→「お金が入っていない」→「オカンに言うて金もろてきたろか」→「ありがたや~」という流れは、内容そのものよりも、テンポのよい掛け合いに価値があります。
一方、学生2はこのやり取りを見て、「先生。まじめに授業してください。」と発言しています。つまり、「教師は授業に集中すべき」、「雑談は不要」、「学習の場では目的達成が優先」という価値観が比較的強く出ています。これは東京をはじめとする関東圏の考え方だと思われます。もちろん東京の人が全員そうだ、という話ではありません。ただ、関東圏は機能性・効率性を重視し、関西圏は対人距離の近さや会話的親しみを重視しやすいと語られることがあります。このため、関西では「ええ先生やん」と映る人物が、別地域では「授業に関係ないことばかりしている先生」に見えることもあるのです。
大阪では、笑いは単なる娯楽ではありません。日常会話をなめらかに進める潤滑油として機能しています。今回の塾講師も、ただふざけているのではなく、生徒との心理的距離を縮めようとしているとも読めます。
しかし、関西的ノリが正しいとか、東京的まじめさが正しいとか、そういうことではありません。場を明るくすることを重視する文化か目的達成を優先する文化、その優先順位が違うだけです。地域が違えば、「いい先生」の定義も少し変わる。面白いですね~。
大阪の塾あるある?「先生、まじめに授業してください」に見る東西文化のちがい
大阪を語る 12



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