解答:(ア)
解説:
「そんなことあれへんがな」「いや~、あれへんこないやろ」。よくある会話ですね。「ある」の否定形ですね。標準語では「ない」ですが、大阪では「あらへん」とか「あれへん」使いますね。古い日本語の形を残していると言われてますね。
物がなくなるも「あれへん」です。「あれ、ここに置いてあったシャーペンあれへんようになったがな」とか、「シャーペンどっかいってもた」のように、まるでシャーペンを生き物のように自分の意志でどこかへ行ってしまったような表現をします。関西弁は無生物にも妙に人格を与えがちです。傘も自転車も、気づけば勝手に「行ってまう」。
男性1の「あれへんこと、ないやろ~」もよく使いますね。ま、相手の言っていることを疑っているときに使いますね。ま、やんわりとですよ。大阪弁ではこういう“やんわり疑う言い方”が非常に多いですね。「お前、ウソ言うてるやろ」と真正面からは攻めませんね。その代わり、「いや~、でもなあ」、「ないことないやろ~」「ほんまかいな」、「知らんことないやろ?」のように、“逃げ道を残しながら詰める”言い方が多いですかね。相手との空気を壊さず、しかし疑いはちゃんと伝える。大阪弁は、その“半笑いの圧力”が実にうまいんですね。
「あらへん」は男女ともに使いますかね。今も現役の表現かと思います。特に、家庭内、友人同士、地元の会話では普通に使われていると思います。ただし、公的な場や若い世代では、「そんなんないよ」「そんなことないって」のように、標準語寄りになるケースが多いのではないでしょうか?
とはいえ、「ない」では出せない関西独特の柔らかさや距離感が、「あらへん」にはあります。「あらへんがな」と言われると、ちょっと漫才っぽい空気まで漂いますよね。
大阪弁の「あらへんことないやろ」に見る婉曲表現の文化
大阪弁クイズ 12



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