解答: 設問1→(ウ) 設問2→(ウ)
解説:
この会話には、大阪の商売の空気感がよう出てますな。
男性は「もうちょっと安かったらな~」と、わざとらしくつぶやく。これは大阪人の典型的な“値切りの入り口”です。
それを聞いた女性店員がすかさず「ほな、9千円にさせてもらいますわ」と応じる。
このテンポのええやり取りが大阪的なんですわ。
「~させてもらいます」という言い方には、「これでどうどす? もうこのへんで手ぇ打ちましょ」というやんわりした線引きの意味もあります。
その空気を察して、男性も「よっしゃ、それでええわ」と気持ちよく決めたわけです。
つまり、値段よりも相手の気持ちのよさ・商売上手さに納得したんですな。
大阪では“安くしてもろたこと”よりも、“うまいこと話がついたこと”に満足する人も多いんです
ま、もっとも最近では、この値切りも少なくなりましたな。これはポイント制度やネット通販の普及課と思います。若い人の中には、「値切るのは恥ずかしい」と思う人もおる。
けど、昔ながらの市場や商店街では、まだまだこの“値切りの会話文化”が息づいてると信じてる。
「まけとくで」「ほな頼んまっせ」といったやり取りは、単なる取引やなくて、人と人との信頼の積み重ねや。そんな声が、今でも聞こえてくるようや。
さて、ここで出てきた「カッター」。以前にも記事にしたか。
これは全国的には「カッターシャツ」、つまりワイシャツのことを指します。
大阪では「カッター」とだけ言ってもワイシャツの意味になります。この言葉の由来は、大阪のスポーツメーカー「ミズノ(旧・美津濃)」が販売していた「カッターシャツ」という商品名から。それが評判になって、商品名が一般名詞化した、いわば大阪発の呼び方なんです。
大阪弁クイズ Part 3 ご商売はいかが? ー商売用語ー
会話編 12



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