解答:(イ)
解説:
ここでのキーワードは、やはり 「うつる」 ですね。「うつる」と聞くと、標準語では「映る」「移る」「感染る」などを思い浮かべますが、この会話の「よううつる」は、そうした意味とは少し違う。
大阪弁では、昔から「その服、よううつるわ」、「あんた、それ着たらよううつるで」のように使われることがあり、意味はずばり、「よく似合う」 や。
この「うつる」は、おそらく「鏡に映る」ことから派生した表現と考えられる。
鏡に映った姿が“きれいに映える”→それが転じて→「その服装がその人に調和して見える」、つまり「似合う」という意味になった、と考えると非常に自然や。これは私の私見ですが。「映る」という客観的な現象が、「似合う」という主観的評価へと意味を広げたわけです。
ま、会話の感じから服屋であることを、疑問視する人はいないかとは思いますが、「現代大阪方言ではあまり聞かなくなりましたね」という点も重要です。実際、今の若い世代では「似合ってるやん」「ええ感じやん」が主流で、「よううつる」はやや年配層寄り、いわば昭和~平成初期の大阪弁の香りがします。
私の記憶では「いや❗あんた、その着物よううつるわ‼」と、オカン世代がよく言うてたと思うんですが。
この「うつる」は、「服」、「着物」、「帽子」、「メガネ」など、人が身につける物限定で使われるのが特徴です。景色や建物には、基本的に使いません。
大阪弁クイズ Part 2 「よううつる」って何やねん?写真か? -語彙-
会話編 12



コメント
また下らんことを思い出しました。
確か某レンズ付きフィルムのCMに「風邪とかもうつるんか?」って突っ込みがありました。
「映る」のフリガナに「え」を挿んで「ばえる」ってのは最近の流行ですかね。
ばえるの語源は、おっしゃる通り「映える」ですよね。