大阪弁クイズ Part 3  バン・バン  -商売用語-

解答: 設問1→(ア) 設問→(エ)
解説:
色々な地域での「絆創膏」の呼び方がテーマですわな。大阪ではやっぱ、「バンドエイド」ですかね。「カットバン」「リバテープ」「サビオ」「キズバン」「バンドエイド」「ニチバン」といった呼び方の違いは、単なる言葉遊びではなく、地域ごとの流通経路・企業活動・文化的背景と深く関係しています。
1.  カットバン
「カットバン」は、元々は製薬メーカー 祐徳薬品工業(佐賀県) が販売していた絆創膏の商品名です。昭和30年代以降に広く普及し、特に関西を中心に「カットバン=絆創膏」として定着しました。「カット(切り傷)をバン(絆創膏)で治す」という意味がわかりやすく、日常語になったようですね。
2.リバテープ 

 九州では「リバテープ製薬」(熊本県熊本市)が発売した「リバテープ」が圧倒的なシェアを誇りました。昭和40年代に九州全域に流通し、「絆創膏といえばリバテープ」と言われるほどの存在に。企業が地域密着型で販売したことが、九州文化に根づいた理由です。今もなお九州人にとって「リバテープ」は懐かしさと安心感の象徴となっています。
3.サビオ

北海道で有名な「サビオ」は、かつて 大日本塗料(現・DIC)系の会社が輸入販売していた商品名です。昭和30~40年代に広まったのですが、当時北海道では大手製薬会社の商品よりも「サビオ」の流通が強く、圧倒的なブランド力を持ちました。現在は製造終了していますが、「サビオ」という呼び名だけは北海道弁のように残り続けています。これは地域限定ブランドが方言化した好例です。
4.キズバン

 富山といえば「富山の薬売り」で有名な土地柄。江戸時代から家庭常備薬の文化が根づいており、「富山の置き薬」は全国に知られています。その中で地元製薬会社が出した「キズバン」という商品名が地域に定着しました。富山の人にとっては、薬は身近な文化財産であり、「キズバン」という呼び方もその流れをくむものと言えるでしょう。
5. バンドエイド

バンドエイド」は外資系の大手企業 ジョンソン・エンド・ジョンソン が発売した商品名。昭和30年代から全国展開され、テレビCMの影響もあり、都市部では「絆創膏=バンドエイド」が主流になりました。特に大阪では外来語に抵抗が少なく、カタカナのインパクトが受け入れられやすかったため「バンドエイド」が強く残ったのだと考えられます。
6.ニチバン

「ニチバン」は東京に本社を置くテープ・粘着製品メーカー。元々はセロテープや医療用テープで有名でしたが、近年は絆創膏も強化しています。どこかの地域で特に「ニチバン」と呼ばれているよう情報はないですね。
絆創膏の呼び方は、単に「人によって違う」だけではなく、「どのメーカーがその地域で流通を強めたか」・「テレビCMや販売網の影響・地域固有の薬文化(富山の薬売りなど)」といった歴史的・文化的背景が反映されています。今回の設問2で母親が「キズバン」と言ったのは、富山の薬文化を背景にした地域特有の呼び方に基づいているため、母親は富山県出身と推測できるのです。つまり、この会話は「絆創膏」という小さな道具を通して、日本の地域文化・企業史・生活習慣が見えてくる好例なのです。
なお、こうした商品名がそのまま一般名詞のように使われる現象は「普通名称化」と呼ばれます。絆創膏のほかにも「サランラップ(ラップ)」「ホッチキス(ステープラー)」など、似た例が数多く存在します。
皆さんの地域では何と呼ぶ?

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