本日の車で行こうは江之子島と阿波座のあたりに参ります。先週の川口のすぐ横ですね。江之子島まから参りましょう。江之子島には大阪府庁がありました。江之子島政府と呼ばれていたようです。
府庁舎跡は現在は日本生命病院が建っています。この江之子島に大阪府庁ができた頃(1874年頃)は、大阪は西から発展すると思われていたので、川口居留地を西の玄関口として、この地に府庁舎がおかれました。2階建ての立派な建物やったらしいですよ。大正15年(1926)に移転するまで50年間、この地で大阪府政が行われました。
出典:『明治・大正 大阪百景』 保育社
この向いに、ひっそりと大阪市役所江之子島庁舎の石碑があります。向いのマンションの片隅にあります。大阪市役所があったんですよ。もうちょっと、目立つようにしたってや
この石碑を目の前にして、左手をご覧あれ。雑喉場橋跡があります。
雑喉場橋は百間堀川にかかっていた橋です。昆布で有名な神宗もこの橋の東詰にあったとか。木津川のほうに戻ると木津川橋の碑があります。
大きな橋やったようですね。
続いて、阿波座です。今の阿波座はビジネス街の一角となっています。阿波座の交差点は阪神高速の各線の複雑な中継点になっています。
このすぐ近くに阿波堀川跡の石碑があります。
堀川としては、その歴史は古く慶長5年(1600)に開削さました。昭和31年(1956)に埋め立てられました。
雑魚場市場跡です。
このあたりは西日本最大の生魚市場です。江戸時代の話やけど。堂島米市場・天満青物市場とこの雑魚場市場は三大市場と称されました。ここも、昭和6年(1931)に大阪市の中央市場に合併されました。
出典:『明治・大正 大阪百景』 保育社
この近くに「泥の河」の石碑があります。
『泥の河』は宮本 輝先生の作品ですね。宮本先生はこの作品で太宰治賞を受けてます。映画化もされています。このあたりが舞台ですね。
阿波座というと、おいしいラーメン屋があります。阿波座より少し南になりますが。尾道ラーメン 十六番といいます。
このあたりも、だいぶんと様子は変わりましたが、ここのお店は今も健在です。いつからあるかな~?私が大学生ぐらいのときにはあったはずですから、もう40年ぐらいはありますかね。スープがめちゃくちゃうまいシンプルですが、とてもおいしい。チャーシューもいいですね。よく行きます。期待は裏切りませんので、ぜひ行ってみてください。
次週は阿波座から本町までの道を走ります。
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