大阪弁クイズ「気にしぃ」って、どんな意味?

解答:(ウ)
解説:
「気にしぃ」は、今も使われる大阪弁やろ。意味は、簡単にいうと、物事をとかく気にする人、気にしすぎる人のことです。標準語で近い表現を挙げるなら、「神経質な人」、「心配性の人」、「細かいことを気にする人、「くよくよしやすい人」ぐらいですかね。

今回、男1は西田について、「あいつ、気にしぃやねん。」と言っています。これは、「あいつは、ちょっとしたことでも気にする性格なんだ。」という意味です。
ところが、男2は、「あれぐらい、ええやろ。俺かって気にしぃや。」との返し。「俺かって」は、「俺だって」という意味ですね。男2としては、「俺だって、神経質だよ。」と言いたいねやろ。しかし、男1はそこで終わりません。「西田は、ものごっつ気にしぃや。」と、さらに強調しています。ここが今回のポイントです。「ものごっつ」は、「ものすごく」「非常に」という意味です。
大阪弁では、ものごっつ、ものごっつう、ものすごいなどの形で使われます。
たとえば、「今日は、ものごっつ暑いなあ。」と言えば、「今日は、ものすごく暑いね。」という意味になります。今回の、「西田は、ものごっつ気にしぃや。」は、「西田は、ものすごく気にする性格なんだ。」という意味ですね。男2も「俺かって気にしぃや」と言っていますが、男1は、「いやいや、西田はそんなレベルとちゃうねん。」と、程度の違いを言うてる。「気にしぃ」に「ものごっつ」を付けることで、単に「気にする人」ではなく、かなり気にしすぎる人という印象になります。
選択肢の(エ)には、「よく気がつく」とあります。「気にしぃ」という言葉を聞くと、「周囲のことによく気がつく人かな?」と思う人もいるかもしれません。しかし、今回の「気にしぃ」は、基本的に、細かいことや周囲の評価などを気にしすぎる人という意味です。
「気にしぃ」は、「気にする」という言葉に、「~しぃ」が付いた形と考えられます。大阪弁や関西の話し言葉では、「~しぃ」を付けて、その動作をしがちな人や、そういう傾向を持つ人を表すことがあります。「ええかっこしぃ」なんかがそうですね。「気にしぃ」は「今日は気にしている」という一時的な状態ではなく、「あの人は、いつも何かを気にする人だ。」という意味合いになるんですね。こうした表現は、性格を短い言葉で表せるので、日常会話ではとても便利です。
「気にしぃ」という表現は、声の調子や表情によって、少しずつ印象が変わります。
「あの子、気にしぃやから、あんまりきつく言わんといたって。」この場合は、「あの子は傷つきやすいから、あまりきつく言わないであげて。」という、相手を気づかう表現です。「あんた、ほんま気にしぃやなあ。」と言うと「そんなことまで気にするんか。」という、軽いツッコミになります。「何や、気にしぃやなあ😀」親しい間柄なら、少しからかうような使い方もできます。
このように、「気にしぃ」は辞書的には「神経質な人」という意味ですが、実際の会話では、

  • 心配
  • あきれ
  • 親しみ
  • からかい

など、さまざまな気持ちを乗せて使われます。
似た記事を以前書いてます。よかったら、読んでみてください。

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コメント

  1. 蕎麦は信州 より:

      「癇性病み」よりは軽いですかねぇ。

     昔はよく耳にしましたが、さらには「器が小さい」とか言われてた奴もいました。

     平均から外れると和を乱すみたいな風潮があったと思います。

     最近はお互い「我関せず」的な風潮を感じます。

    • osaka_taroh より:

      癇症病みいうのもありましたね。最近は「気にしぃ」も「癇症病み」も聞きませんね。「気にしぃ」は使いますか?

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