たまごサンド… 通称、たまサン…😀 俺だけかな~、こう呼んでるのは😀 さて、みなさん。たまごサンドというと何をイメージします?ゆで卵をぐちゃぐちゃにしたあれですか?全国的にはそうでしょうな。しかし、大阪(広くは近畿圏。少なくとも大阪・京都・兵庫)では、別のたまごサンドがあります。というか伝統的には、大阪の喫茶店と呼ばれる飲食店ではゆで卵のぐちゃぐちゃとはちがうたまごサンドが給仕されます。下の写真をよ~く見てください。
向かって右側は東京風、いや日本中、いやいや世界中で見られるたまごサンド。一方、向かって左側、大阪(近畿圏)でしか見られないたまごサンド。玉子焼きをそのままパンに挟んでます。大阪では、昔はたまごサンドというとこれを指したんですが。いつの間にか、ゆで卵のぐちゃぐちゃのやつが幅利かすようになった。やっぱ、コーヒー飲みに行くお店が大阪ローカルの個人経営の喫茶店から、モダンなカフェという形態に代わってからこの傾向は加速しているように思えるのですが。あと、関東資本で成り立っているコンビニの隆盛などが挙げられますかね。
ま、はっきり言ってどちらもおいしいですよ。ゆで卵のぐちゃぐちゃの方はどこで食べても大体は変わらん味やですな。ゆで卵つぶしたヤツに、塩とか砂糖とかマヨネーズ混ぜて作りますわな。一方、大阪の玉子焼きサンドの方はお店によって味が変わりますかね。昭和の時代は厚焼き玉子ちゅうような感じでは共通しています。塩や砂糖などの調味料は全国共通のものと同じでしょうが、店によってはケチャップ使うとこもありましたよ。ま、オムレツ感覚ですかね。
大阪のたまごサンドがなぜ玉子焼きの姿の物が主流であったのかは定かではありません。大阪人は分厚いのがお好きやという人もいます。食パンの4枚切りなんかがそのええ例ですが。私は私なりに意見を持っていて、ポイントは2点あります。まずは、ゆで卵作ってつぶしてとか邪魔くさい😀 大阪の混ぜ焼きお好みの発想です。大阪では昔は広島焼のようにお好みを焼いていたそうですが、経済の中心地として、労働者の需要をまかなうために時間的にショートカットできる混ぜ焼が発展しました。それと同じことが言えるのではないかというのが私の説です。喫茶店文化は1970年代に大阪でピークを迎えますが、連日お客さんだらけやったと思いますよ。いちいちゆで卵つぶしてたら、日ぃ暮れるでてなもんですわ。さっと、その場で玉子焼き焼いたほうが早いかな。
2点目はそうすることによって、温く温く(アツアツと言わんところがええやろ😀)たまごサンドがいただけます。まぁ、あくまでもこれは私の私見ですけどね。
特命指令 たまごサンドを調査せよ!! 大阪風たまごサンドvs東京風たまごサンド
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コメント
卵焼きを作る四角くて小さいフライパンで、スクランブルエッグみたいにして裏返すとええ感じのができます。
ゆで卵を潰したやつも旨いと思いますが、衛生的には絶対前者です。
喫茶店とか、手作りパンの店とか、作っているところが見えるとこいいんですが・・・。
今日日大量生産されて、ホイップクリームみたいに三角のパックに入ったのを絞り出すだけのとこもありますから。
またまた愚痴ってしまって、すいあせん。
肝心なこと。
今年も色々面白いネタ、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
こちらこそ、多くのコメントありがとうございました。新年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
この玉子焼きサンド、四国でも昔ながらの古い喫茶店で玉子サンドを注文すると必ずこれが出てきます。
でも最近はコンビニの影響か、どこに行ってもゆで卵潰しサンドがどんどん侵食してきて、玉子焼きサンドは少数派になってきました。
地域差って最近なくなりつつありますね…。
コメントありがとうございます。そうなんですよ。ほんとに地域色というものがなくなってきてるんですよ!関西には関西の、四国には四国の良さがあるはずなんですが。
玉子焼きサンドは四国でもメジャーだったんですか?大阪でも卵をつぶしたヤツが幅を利かせつつあります。このままでは、ほんとにおもしろくない社会になりますよね。