大阪弁クイズ Part 2 親父の憩いの場  ー食文化ー

解答:(イ)
解説:
この会話では「スナックあけみ」という店の名前が登場しています。「スナック」とは、日本独特の飲食文化の一つで、特に昭和の時代に隆盛した酒場の形態です。カウンター越しに“ママ”と呼ばれる女性が切り盛りし、常連客同士が気楽に語り合える場でもあります。軽食(スナック菓子や簡単な料理)を出すこともありますが、基本はお酒を楽しむ場所です。
大阪では、スナックは単なる飲み屋ではなく 「地元の社交場」 という性格が強いのが特徴です。仕事帰りのおっちゃん達がふらっと立ち寄り、ママに愚痴をこぼしたり、カラオケを歌ったりして憩う場所でした。会話に出てくる「ママが80歳くらいになってるんちゃうか」という冗談も、長く続いている店に対する愛着や懐かしさの表れです。
また、男1の「そんなん言うとったらしばかれんぞ」というセリフには、大阪弁らしいツッコミ文化がよく表れています。ここでの「しばかれる」は本気で殴られるという意味ではなく、「怒られる」→「きつく注意される」といった軽いニュアンスです。大阪弁特有の愛嬌のある表現ですね。
昭和から平成にかけては、町のあちこちにこうしたスナックがありましたが、令和の今では数も減り、キャバクラやラウンジに押されがちです。しかし、常連とママがつくる独特の「家庭の延長線上の空気」は、スナックならでは。特に大阪では、店の名前に「スナックあけみ」「スナックゆき」などママの名前がついているケースが多く、地域に根差した“第二のリビング”のような存在だったのです。
したがって、男性1が誘っているのは 「酒場=スナック」 であり、答えは(イ)となります。

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