大阪弁クイズ Part 2 考えとく -フレーズー

解答:(イ)
解説:
いますのよね~、こういう営業マン。今日のメインテーマは 「考えとく」。
大阪弁だけでなく、日本語全体に共通する表現ですが、大阪ではその温度感が特に分かりやすいんです。それを逆手にとって「考えとく」て言いはったから、また来ました的な営業するやつ。めっちゃ、うっとうしいねんけど。
テーマにもどろう。表面上は「あなたの提案について検討します」という丁寧なニュアンスですが、しかし大阪のビジネス現場では、“ほぼ断り”+“角を立てないための逃げ道”として使われることが多いのです。ま、婉曲表現(えんきょくひょうげん)。つまり、相手を否定したくない:でも受ける気はほぼない:い会話を穏便に終わらせたい。そんな時に最強の一言が 「考えとくわ」。
社長(男2)は「余裕ない」「考えとくわ」という、関西では誰でも分かる “事実上の断りセット” を出しました。しかし男1は、「何時ごろきましょ」と、商談成立の前提で話を進めてしまった。大阪人にとってはいや、今の“考えとくわ”聞こえんかったんか?」というレベルです。「考えとく」の意味を知りつつ、強引に商談成立に持っていきたいんですかね。先にも述べましたが、最近こういう営業マンが多い。ま、相手も必死やからな、気持ちはわかるけど。
この表現は、ポライトネス(丁寧さ)、フェイスワーク(相手の面子を保つ)、会話の緊張緩和といったコミュニケーション上の役割を担っています。特に大阪は“人間関係の距離感”を大事にする文化なので、こういった婉曲的な断りがとてもよく使われる。まさに文化とことばがリンクした例です。

ブログランキング参加中です!
ぜひ、ポチっとお願いします!
大阪府ランキング
大阪府ランキング
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 大阪府情報へ
にほんブログ村

コメント