大阪弁クイズ Part 2 ドバッと -大阪風オノマトペを学びましょう-

解答:()
解説
 今日は「ドバッと」がポイントやで。昨日、取り上げた「ガッと」とよう似てるとこあるな~。一般的には「(量的に)もっとたくさん○○してください」の「もっとたくさん」の部分やをイメージするやろな。言うなれば、主に程度に関する表現ですわな。ここの会話でも液の量のことを言うてるやろ。では、「果たして具体的にどの程度の量を言うてんのか」という質問があれば、それはだれもわからんやろ。おそらく、今日の会話の続きは:

「社長~。こんなもんでええですか~?」 

「いや、もうちょっといかんかぇ。よっしゃ、そんなもんや。」

みたいになります。要するに、「ドバッとやれ」言うた本人以外は、何が適量かということに関してはわかりませんよ。言うた本人の主観やねんから。それでも、かなり大量であるイメージはできますが。

 一方、「ドバッと」には、程度のことを言う以外に、やっぱり、物事をするときの姿勢なんかも表していると思いますよ。そういう意味では、昨日の「ガッと」と共通している部分があると思います。程度を表す以外に「大胆に」、「豪快に」、「元気よく」とか「力強く」とかという意味があるはずです。 実は「ドバッと」のコア概念は「誰かがしている動作を見ている第三者が、姿勢としてもっと大胆にやりなさい」というメッセージを送ることだと思います。そこからの派生で「量的にもたくさん」という意味を持つんちゃうかな。調べたわけではないので、断言できませんが。国語学者の偉い先生が見たら「アホか、こいつ💢」言われるかもな。「ドバッと」がオノマトペということを考慮すると、一義的には「何かを勢いよくする様子」を表すはずですから、元気よく、何かをしてるんでしょ。したがって、量的にもチョロチョロ(少しずつ)ではなく、「勢いよくたくさん」というイメージになっているのだと思いますよ。

この会話でも、量的なことを言っているようで、同時に消極的にしないで、もっと大胆な姿勢を取りなさいと、仕事のやり方を教えているようにも思えます。その意味では、昨日紹介した「ガッと」と類似していますね。
「ガッと」は程度を表すことあんのかな?あるやろな。「もっと、ガッと
(酒を)つげ。」言うことありますからね。

 ま、「ドバッと」も「ガッと」もようにてまんねん。使い分けか?あると思いますが、それはいずれ別記事で✌。

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