解答: (イ)
解説:
大阪の街の空気は、昔から「人懐っこい・世話焼き・お節介」が混ざった独特のもんがあります。マスコミで「怖い街」として描かれることもありますが、実際はむしろ困っている人は放っとかれへん的な文化の方が根付いていると言っていいでしょう。
昔の大阪では、道を聞いたらこんなやり取りがようあった。
「すんません、このあたりに『武田』いう焼肉屋、ある思うんですけど。どこかわかります?」
「武田?……あ~、知らんなぁ。あ、ちょっと兄ちゃん、この人焼肉屋探してはるんやけど、知ってる?」
「あ~、そらこの角を左に入ったとこやで!」
知らん人同士でも、数秒で情報ネットワークができあがるのが大阪流。
スマホで調べるより、人に聞いたほうが早いし、話もふくらむ。ついでに「そこめっちゃうまいで」とグルメ情報までついてくるのもお約束です。
今回の男性2も、「ちょっと待ってや」と周囲の人を巻き込むのが自然。これが大阪ならではの“助け合いとお節介のハイブリッド文化”やと言えるでしょう。と言っても、最近では行先はスマホで調べるのが主流ですかね。どんどん、大阪らしさがなくなっていくような。
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