大阪弁クイズ Part 2 何すればよいのでしょう? ーフレーズー 大阪弁クイズ Part 2 2025.09.08 解答:(ア) 解説: 今日のポイントは「どないしたらええねん」というフレーズですね。「どない」と「ええねん」に分けられますかね。 あ大阪弁の「どないしたらええねん」は、標準語にすると「どうすればいいんですか?」という意味で ここで注目すべきは、「どない」と「ええねん」という2つの要素です。 1.「どない」 「どう」を大阪弁で言うと「どない」になります。 例:「どないしたん?」=「どうしたの?」 2. 「ええねん」 これは「良い」とか「いい」というニュアンスを持ちますが、大阪弁では「どうしたら正しい(適切な)のか?」という意味合いでもよく使われます。 したがって「どないしたらええねん」は、単なる疑問というよりも、ちょっと困った気持ちや戸惑いを含んで使われることが多い表現です。 この会話の舞台は小さな会社の社長と社員。大阪の零細企業や町工場では、昔から上下関係があっても、こんなふうに冗談まじりでやり取りすることが多かったと思う。 「社長に向かって『どないしたらええねん』なんて言って大丈夫か?」と思う人もいるかもしれませんが、大阪では“距離の近さ”の表れでもあります、かつては。今の職場はコンプライアンスや上下関係がシビアで、部下が社長にこんな言い方をするのは難しいでしょう。でも昔は「家族的経営」と言われ、こんな軽口も許されていました。零細とか中小企業ではですよ。 「どうしたらええん?」もよく使いますな。こちらは、「どうしたらええねん」よりはやわらかい、普通の聞き方というか言い方。一方、「どないしたらええねん」は少し強い言い方で、冗談やツッコミの場面でよく使う。ときには怒っているように聞こえることもありますかね。つまりこの会話で男性2は、「何をしておけばいいんですか?」と素直に聞くより、「ほんで俺は何したらええねん!」とツッコミ風に言ってるのです。 「どないしたらええねん」は大阪弁特有の困惑+ツッコミ+軽い苛立ちが混ざった表現で、フランクな人間関係の中でこそ活きる言葉だと言えます。 ちなみに、最近の若い世代は「どないしたらええねん」とはあまり言わないような。代わりに、「どうしたらいいん?」、「どーすんの?」、「え、オレ何すればいいん?」、さらに、ネットスラング調なら「どーすりゃええん(草)」など使いますかね、知らんけど。 「どないしたらええねん」は昭和・平成の大阪弁らしい響きが強く、現代の若者にはやや古風に聞こえりうかもしれませんね。ただし、ツッコミの強さや面白さがあるため、漫才・お笑いの世界では今もよく使わてますよ。 ブログランキング参加中です! ぜひ、ポチっとお願いします! 大阪府ランキング にほんブログ村 前へ 12
1.「どない」 「どう」を大阪弁で言うと「どない」になります。 例:「どないしたん?」=「どうしたの?」 2. 「ええねん」 これは「良い」とか「いい」というニュアンスを持ちますが、大阪弁では「どうしたら正しい(適切な)のか?」という意味合いでもよく使われます。 したがって「どないしたらええねん」は、単なる疑問というよりも、ちょっと困った気持ちや戸惑いを含んで使われることが多い表現です。 この会話の舞台は小さな会社の社長と社員。大阪の零細企業や町工場では、昔から上下関係があっても、こんなふうに冗談まじりでやり取りすることが多かったと思う。 「社長に向かって『どないしたらええねん』なんて言って大丈夫か?」と思う人もいるかもしれませんが、大阪では“距離の近さ”の表れでもあります、かつては。今の職場はコンプライアンスや上下関係がシビアで、部下が社長にこんな言い方をするのは難しいでしょう。でも昔は「家族的経営」と言われ、こんな軽口も許されていました。零細とか中小企業ではですよ。 「どうしたらええん?」もよく使いますな。こちらは、「どうしたらええねん」よりはやわらかい、普通の聞き方というか言い方。一方、「どないしたらええねん」は少し強い言い方で、冗談やツッコミの場面でよく使う。ときには怒っているように聞こえることもありますかね。つまりこの会話で男性2は、「何をしておけばいいんですか?」と素直に聞くより、「ほんで俺は何したらええねん!」とツッコミ風に言ってるのです。 「どないしたらええねん」は大阪弁特有の困惑+ツッコミ+軽い苛立ちが混ざった表現で、フランクな人間関係の中でこそ活きる言葉だと言えます。 ちなみに、最近の若い世代は「どないしたらええねん」とはあまり言わないような。代わりに、「どうしたらいいん?」、「どーすんの?」、「え、オレ何すればいいん?」、さらに、ネットスラング調なら「どーすりゃええん(草)」など使いますかね、知らんけど。 「どないしたらええねん」は昭和・平成の大阪弁らしい響きが強く、現代の若者にはやや古風に聞こえりうかもしれませんね。ただし、ツッコミの強さや面白さがあるため、漫才・お笑いの世界では今もよく使わてますよ。
コメント