大阪弁クイズ Part 2  インディアンか?  -語彙ー

解答:(ウ)
解説:
アパッチね~😀 これも随分と懐かしいですわな。会話からすると、たぶん会話者達は70ぐらいですかね。アパッチとは昭和20年代とか30年代に暗躍した、ま、窃盗集団のことや。アパッチ族と大阪では呼ばれていました。窃盗というても狙うものは鉄。昔、大阪城のとこに旧日本陸軍砲兵工廠があったそうや。今の若い衆に工廠言うてもわからんか?ま、兵器製造工場や。敗戦でいらんようになった、銃器や戦車などが残されたままやったそうです。これをばらして持って帰ってきて売りさばくんですわ。アパッチという名の由来はやっぱり、当時流行った西部劇にでてくるアパッチちゅうインディアンやろ。神出鬼没で入植者の白人と戦うさまが鉄泥棒集団の作業と似てたんやろ、と勝手に想像してるんですが。
彼らが根城にしたのは今の森ノ宮とか京橋という所でして、森ノ宮は昔は球場があったり、大阪城へ行く一番近い駅だったりとか、また京橋は京阪電車を中心に繁華街を形成してます。今は森ノ宮も京橋も普通の街ですが、私が子供の頃はちょっと怖いとこみたいな感じでしたよ。ま、50年ぐらい前の話や。アパッチの残像やろな。
このアパッチの話を本にしたのが開高健ちゅう人の『日本三文オペラ』とか、梁 石日(ヤン・ソギル)の『夜を賭けて』とかですね。当時の様子がよくわかりますよ。また、小松左京先生の『日本アパッチ族』はアパッチをモデルにしたSF小説。これもおもろいよ😀
ところで、今日の問題の選択肢(エ)は何のことかわかるか?アパッチ野球軍や😀

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