大阪弁クイズ Part 2 もう春やね。

解答:(エ)
解説
ま、どこの地域へ行っても、これが各季節の到来を知らせるでしゅうようなイベントあるやろ。季節的には今やったら春の話やわな。大阪というか関西では奈良のお水取りが終わらんと春は来ないものとされています。奈良のお水取りとは東大寺の二月堂ちゅうところで毎年行われるイベントというか…イベント言うたら怒られそうや。行の一つです。3月1日から14日まで何らかの行が行われてます。その中の一つがお水取りです。本来は修二会というちゃんとした名前があるんですが、お水取り(3月12~13日)がこの修二会の代名詞となっています。3月の頭から2週間ほど続くことから、この行が終わるころには関西では春が到来すると考えられています。ホンマにそうであることが多いな。お水取りが終わるまではやっぱりぬくなったり、寒なったりしよるでな。
ところで、このお水取りの元はこうらしい。東大寺に日本各地から神さんを招いて宴会しようと、神さんが企画したらしい。で、この宴会に遅れて来た神さんおったらしい。若狭(今の福井県小浜市)を本拠にしていた遠敷明神ちゅう神さんやて。遅れたお詫びに、若狭の水送るわちゅうて約束したみたいやで。「悪い悪い。ちょっと釣りに夢中なってもておそなってもたがな😅 そや、若狭の水、ごっつうまいねん😀 お詫びのしるしや。帰ったらすぐ送るわ」みたいなことらしい。そんなわけで、若狭から送った水を奈良の東大寺で汲み上げるやと。もちろん神話ですよ。
したがって、若狭では逆に「お水送り」ちゅう行事が3月2日に行われます。場所は神宮寺。
神宮寺
ここから鵜の瀬(寺でて10分ぐらい)ちゅうとこで、お水送るようやで。
鵜の瀬
(鵜の瀬 遠敷川)
ここは遠敷川という川の一部やな。ここから奈良まで若狭の水が届くんやそうな。なかなか、魅力的な話やね~。
ところで、若狭の小浜市ちゅう所は長寿ということに縁のある場所みたいやで。八百比丘尼の伝説て知ってるか?小浜の商人の娘がある日、人魚の肉を食べたそうな。その娘は15・6歳の姿から年取らんかったんやて。諸国を歩いて回ったその娘は800歳の時生まれ故郷の小浜の洞窟で断食して命をたったようや。
八百比丘尼1
八百比丘尼2
(ここへ入定したようです)
 ま、これが八百比丘尼の概要やけど、要は長生きと水というとこがテーマなように思います。今みたいにサプリとか医学が発達していたわけではない時代、長生きの秘訣は水にあったと思いませんか?若狭の水はそれだけきれいねんやろ。
奈良のお水取りからはかなり逸脱しましたが、若狭と奈良に深い関係があることには驚きやろ。それが大阪の文化にも影響を与えていることは、実に興味深いところですわな👍
簡単に小浜ツアーの話。大阪から小浜へ行くには最近では高速があるのでとても便利です。がしかしや、あえて高速使わんと行く方法も考慮に入れましょう。京都東からバイパス経由で国道161号線→国道303号線→国道27号線のコースを行きます。琵琶湖畔(景色きれい)を通り、熊川宿を通過します。熊川宿は必見ですよ。
熊川宿1
(熊川宿)
帰りは国道162号線はどうですか?周山街道と呼ばれてます。鯖街道とも言うな。小浜市は鯖で有名ですからね。周山街道は京都に出てきますが、途中美山とかもありおすすめですね。
美山
(美山町のかやぶきの家々)
朝早く出れば、日帰りでも十分行けますよ。お昼ご飯は小浜市内の大谷食堂で。塩鯖定食が抜群です。

東大寺:http://www.todaiji.or.jp/
熊川宿:http://kumagawa-juku.com/index02b2.html
美山町:http://www.miyamanavi.net/
小浜市:http://www1.city.obama.fukui.jp/
大谷食堂:http://tabelog.com/fukui/A1803/A180304/18000179/

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