なんば駅周辺レポート6 大阪日本橋 -南海高野線沿いを行く-

 その日本橋も、やっぱりバブル崩壊後はもひとつ振るわん。日本橋でバブル以前に有名やった大型店、ニノミヤ無線、中川無線などは姿を消し、マツヤ電気もこの日本橋では有名でしたが、現在はヤマダ電機傘下となっており大阪市大正区が本店となっています。唯一、日本橋で健在なのは上新電機だけやな。ここは、日本橋に本社を構え、また数店舗、日本橋に出店しています。ただ、上新も電化製品だけではなく、プラモデルとかラジコンのような趣味の店を展開しています。だいぶ前から上新はその路線で経営してるかな。したがって、上新の趣味の店舗(kid’s landとかです)の周りには、そういったお店が多いですね。たとえば、鉄道模型とか昔のアニメの人形とか売ってる店です。
 あと、ヤマダ電機、ビックカメラとかヨドバシのような関東系の量販家電の店があいつでバブル以降、大阪に進出してきたことも、デンデンタウンこと日本橋にはダメージであることは否めませんな。関東系大型量販のお店は、日本橋からは離れたところに店舗を構えています。例えば、大阪駅近辺とかです。以前は日本橋までいかないと買えなかったような品物も、大阪駅近辺で十分間に合う。という具合ですから、日本橋に出向く人の数はどんどん減りますわな。加えて、彼らが導入しているポイント制度のために本来大阪人の楽しみであった値引き交渉という大阪名物も随分と姿を消したと思います。しかし、ある一定数の大阪人はポイント制であろうがなんであろうが、いまだ値引き交渉は行っているということはこういった量販店店員から聴取済みです😀
 ま、電気屋街としては寂れてきましたが、そこで終わらんのが、この街のしぶとさや。今は、PCグッズとかアニメとかの関連の店が増えてきます。そうなれば、当然メイド喫茶みたいなんが増えますわ。それに伴い観光客もかなりの数いてます。大体は、こういった現代日本のポップカルチャーを見に来はってるようですが
 でや、わしらオッチャンは県外、また海外から日本橋に来るんやったら、ぜひこの五階百貨店は通るだけでも行ってほしいなと思います。
五階
明治の時代、眺望閣
(通称5階)という5階建て展望台みたいなものが今の日本橋にあったんやそうです。当時は5階建の建物は珍しく観光客が押しかけたそうや。それを目当てにたくさんの露天商が集まったそうです。眺望閣の周りに集まる露天商を五階百貨店と呼んだそうや。せやから上の写真のお店を五階百貨店というてるわけではありませんよ。この建物はあくまでもこのあたりが五階百貨店と呼ばれていたことから、ビルの名称ととして使っているだけですよ。このあたりのことを五階と呼んでしたのでした。ま、戦後は色々と怪しいものを売ったりしてしてたようですが、今は電気製品、中古の電気製品とか工具なんかを売る店がほとんどです。ま、いっぺん行ってみなはれ。
 というわけで、この日本橋いう街はいつも変化しているようですね。最近はアニメとかに代表されるポップカルチャーの西日本のかなめ的な存在になっています。しかし、この街の歴史を見てみると、実は昔からそういう要素を持ち合わせた街であったように思いますね。特に戦後は。電気屋街とはそういう要素を持つ場所なのかも知れません。
 次回は同じく日本橋のオタロードと呼ばれる通りを行きます。

日本橋

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