西淀川界隈 その2 佃煮の発祥?  ー阪神電鉄沿いを行くー

さて、西淀川界隈の第2弾です。本日も阪神電車・千船駅界隈を歩いてみましょう。主に佃と呼ばれるあたりに行きます。私も正直千船という界隈に降りたのは初めてでして、先週マンモスいう名のスーパーが駅ビルにあったとご報告させていただきましたが、その他はこんな感じです。
千船駅周辺
千船駅前商店街1
先週、申し上げました通りGW中ですので、お店は大概休みです。こんな店ありました。
千船駅中編2
婦人服オーダーとかリフォームのお店だと思います。長くやってるんですね~。ちょっと感動ですよ。
 さて、見市家をごぞじでしょうか?
見市家
見市家は15世紀半ばにこの地の開拓に乗り出した家のひとつです。開墾は困難を極めたようです。今も見市家には古文書や古地図など貴重な資料が残っているようですよ。
 さて、田蓑神社へ参りましょう。
田蓑神社1
祭神は、住吉三神(底筒之男命・中筒之男命・表筒之男命)、神功皇后。 佃の産土神です。ここには色んな石碑があります。まず、佃漁民ゆかりの地という石碑。
田蓑神社 佃漁民ゆかりの地
徳川家康が住吉大社から多田神社へ向かう道々、神崎川の渡し船を務めた関係で、家康と縁ができました。その関係で大和田と佃の漁民が江戸に入り、江戸のどこの海で漁をしてもよいとのお墨付きをもらい、さらに日本国中どこでも漁をしともよいとその権限は拡大され、税も免除されていました。大阪に残った佃や大和田の漁民も同様の恩恵を受けました。どうも幕府の海の隠密的な役割あったとかなかったとか聞きます。
 のちに江戸に渡った佃漁民が開拓した土地を佃島と名付けました。江戸の佃島というと佃煮で有名ですが、ルーツは大阪にあると言っていいでしょう。
田蓑神社 紀貫之歌碑
また、田蓑神社内には紀貫之の歌碑もございます。「雨により 田蓑の島を けふゆけばなにわかくれぬ ものにぞありける」と歌を詠んだそうです。意味は「雨なので田蓑いう島へ行ってみたが、蓑という名だけでは雨を防ぐことはできなかった」ということらしいですが。ま、ふ~んてな感じですわな、私ら凡人にすれば😀 「なにわかくれぬ」の「なにわ」は「難波」との掛詞でしょうな。うまい👍

コメント

  1. 蕎麦は信州 より:

      佃煮の発祥は江戸ですが、それを作った漁師さんは大阪の佃だとか。
     出石の蕎麦が、信州の上田がルーツなのと同じで、優秀な民を移動させたんですね、優秀な。

  2. 大坂太郎 より:

    >>1
    お好み焼きのルーツは東京やとこないだTVでやってました(汗)