解答:(エ)
解説:
この会話のポイントは、男2と男3がどちらも「それ、俺のや」と言い合っているところです。大阪弁では「〜のや(=〜のものだ)」という言い回しは日常的に非常によく使われます。標準語の「〜のだ」「〜のものだ」とほぼ同じ意味ですが、語尾が柔らかいわりに主張がはっきりしてますますかね~。
また、会話には大阪弁らしいテンポの良さが出ています。男2が「おれのです」と一応ていねいに言ったのに対して、男3が「おまえのんちゃうわ!」と一気に突っ込む流れ。大阪の会話では、こうしたツッコミ的訂正が自然に飛び交う。「ちゃうわ」は否定、「〜のん」は「〜のもの」、それを一気にくっつけて「おまえのんちゃうわ!」となるわけでな。
つまりこの会話は、財布を拾ったとか中身をどうのこうのではなく、ただ単純に「この財布は誰のものか」をめぐるやり取りですね。
大阪弁クイズ Part 2 財布ひとつで大騒ぎ?大阪のオッチャン流・所有者の名乗り方 ー大阪方言ー
大阪弁クイズ Part 2 12


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