大阪弁クイズ Part 2 大阪商人の挨拶 -しゃれ言葉編-

解答:(エ)
解説:
かつての、大阪商人のご挨拶。「儲かりまっか?」「ぼちぼちですわ。」はようネタにされてますよね。すでに全国区で知られているかと思います。しかし、かつての大阪商人はこんなもんじゃない‼ 一ひねりも二ひねりもあった。たかが、あいさつにでもやで。
今日のテーマは「赤子の行水」ちゅう表現や。今どきの人、行水てなにか知らん人もおるかな~。風呂が普及する前は、一般家庭ではたらいにお湯入れてささっと風呂代わりに入ったもんです。今やったら、夏場家の前でビニールプールに水はって、お子たちが水浴びやってまっしゃろ。あれによう似てる。
さて、赤子の行水とは、赤ちゃんがタライで泣きべそ書きながら無理やりお風呂に入れられている様から転じて、タライ(足らず)に泣いているという意味をかけたしゃれ言葉です。つまり、お金が足らないで商売がうまくいかないということですね。ま、簡単に言うと資金不足ということですが、資金繰りのみならず、全体的に商いがうまくいっていないという意味でいいんじゃないですか。
また、浪速屋の主人が言うところの「雨降りの太鼓」とは雨が降ると太鼓は湿りますから、音がド~ンとなりませんね。「ドン鳴らん」→「どうにもならない」ということです。大坂屋の主人が最後にそう言ってるでしょ。
挨拶一つとっても、おもろいやろ。昔の大阪商人は、こんなとこからも笑いをとることを考えていました。ま、笑いと言っても吉本新喜劇とか腹かかえて大笑いするとかではなくて、なんかこ~、逆境でもちょっと明るい気分になれそうなというか、リラックスできるというか。うまいこと説明できへんけどな。
ま、今日は大阪商人の挨拶でした。

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