サントリー 水と生きる  -大阪企業列伝-

 今日は「水と生きる」を企業理念にしているサントリーのお話をしましょう。最近は食品関係の企業の会社に凝ってますので、その関連で今日は大手企業のお話をば。

 サントリーの創設者は鳥井信次郎ちゅう人です。これは知ってるな。この方は若干二十歳の時に大阪でワインショップを開きます。時に1899年のことですね。その後、1907年には赤玉ポートワインという国産ワインを発売します。赤玉ワインは今でもあるやろ。大きな声では言えませんが、中学生の時(もう30年以上も前)、こそっとこれ飲んだことがあります。甘いワインやな~と思いました。これが初めて私が飲んだ酒でございます まぁ、ちょっとなめたぐらいですが😀

 ワインでは飽き足らず、信治郎はウイスキーづくりを画策します。皆には止められたようですが。うまいウイスキーを作るにはよい水が必要。そんなわけで水さがしの旅に。結果、見つけたのは京都と大阪の間にある山崎です。ここの水がよかったんやろな。複雑な地形に加えて、山崎の気候などが重なってよい水を作り、ウイスキーづくりにはうってつけの場所やそうです。有名な焼酎いいちこも宇佐という街で作られていますが、焼酎造りにはこの宇佐の気候やら地形やらがうまく絡み合って、焼酎造りには最高の場所となっているようですね。そして、時に1929(昭和4)、サントリー白札ウイスキーが完成。販売に至ります。謳い文句は「目覚めよ人!舶来盲信の時代は去れり 醉はずや人 吾に国産至高の美酒はあり!」やそうです。洋酒も国産や。その後もサントリーウイスキー角瓶、サントリーオールド、トリスウイスキー、山崎などのウイスキーを発売。一方で、2代目社長・佐治敬三(信治郎の次男)の時代にはビール事業にも参入。純生という商品がヒットしました。現在はモルツとか発泡酒の金麦とか有名ですよね。

コメント

  1. 蕎麦は信州 より:

      学生時代から「ホワイト(1級)」が中心やったなぁ。
     贅沢じゃなくて「レッド(2級)」では翌日が辛かった。
     下宿で氷が無くて…。
     「純生」も出始めで、学祭では値引き率が1番良かったのを思い出します。

  2. 大坂太郎 より:

    コメント毎回ありがとうございます!!
    お酒で1級とか2級。懐かしいですね! 白札・赤札、それぞれ1級・2級。蕎麦は信州さんのコメントを読むと色々と思い出します。