本日は大阪人にとっては、なんか懐かしい気がするそごうのお話をしましょう。もう大阪からそごうが消えて、どれほど経ちますかな~。現在もそごうという百貨店はございますが、西武百貨店と合併しました。現在は東京に本社がある企業となっています。
元々、そごうは十合伊兵衛が大阪の久太郎町(中央区)に古着商の「大和屋」を開業します。これがそごうの始まりですね。時に1830年(天保元年)のことでございます。次に大和屋は「十合呉服店」として大阪の心斎橋に移転します。この頃には大阪でも有数の呉服屋になっていたようですよ。この地が長らくそごうの総本山でございました。
明治の時代には、内紛もあったようですね。簡単に言えば、暖簾分けを止めたことが原因で番頭連中のクーデターがあったようです。ま、江戸時代なら功績のあった者に暖簾を分けるという制度もありだったでしょうけどね。日本のどの商人も明治時代には近代企業への変貌を余儀なくされましたから、暖簾なんか分けてられへんという事情も分かりますわな。で、その後1919年には百貨店業に参入でございます。
そごう大阪店は、そのモダンさから第2次世界大戦後のGHQ占領時代にはGHQに接収されています。隣には大丸という競合相手が店を構え、隣同士で切磋琢磨してお互い大きくなってきたんですが… 大丸もそうですが、このそごうもね~。ま、不運もあってモノスゴイ額の負債を抱え、民事再生法の適応を申請。2000年に大阪店を閉鎖しました…😢
2005年には大阪店を大阪心斎橋本店として、再び始動させました。しかしながら、これも時代の流れか… 結局うまくいかず、2009年に大阪からそごうの名前は完全に消えます😭😭
長らく大阪心斎橋がそごうの総本山やったのにね~😢 残念な限りでございますな。最近では、このそごうが大阪発祥の企業であることを忘れている人も多いかと思います。
高島屋も大丸ももとは京都が発祥。大阪発祥の老舗百貨店とは実はそごうだったんですね~。ま、大阪からはそごうという百貨店はなくなりましたが、この百貨店が大阪生まれであるということは忘れないでおきましょう。
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