大阪弁考 -コミュニケーションとしての値切り-

最近、大阪でも買いモンして、「5,000円で~す。」言われたら、何のためらいや恥じらいなしに5.000円す~っと出すことおおなった。昔はも~ちょっと、「ちょっと勉強して~な~」ちゅう声が聞こえてた思うんですが。
 もっとも、どこ行っても「まけて~」ちゅうてたわけではありませんで。ま、一応それいうて買いモンする場所が暗黙の了解としてあるわけや。その最たるものんが電気屋街みたいなとこやな。東京の秋葉原とか大阪では日本橋や。
百貨店とかスーパーみたいなとこでは、めったと値引き交渉なんかせえへんで。東京の人とかは、大阪では百貨店なんかでもふつ~に値引き交渉してるように思てはる人いてるて聞いたけど、それは嘘です(何千人に一人ぐらい、いや何百人に一人ぐらいの確率でいてるかも)。
 本来、値引き交渉ちゅうのはコミュニケーションの一環で、店側も客側も喜んでやってましてん。例えば、5.000円程度の家電製品買いに行って半額にしてくるわけないやん。それやったら、どこの県の人でも値引き交渉するやろけどな。せいぜい100円とか200円とかちゅう世界やけど、これがまた楽しいんやな、なんかしらんけど。ま、人とコミュニケーションとるちゅうことが商売の基本やで~。それ忘れてる商売人おおなったかも。大阪でも最近では値引き交渉すると嫌がる店もおおなったわな😖
 そこで、出てきたんが家電業界なんかではポイント制や。「お買い上げいただいた商品の10%ポイントにして還元します~。せやから、値引き交渉せんとってな。」的な発想やな。これは、関東系資本が始めた手法や言われてるわな。
 「アホか!そんもん大阪で通用するか!」的に大阪では値引き交渉どんどんするやろ。「値ぇ~引かれへんねやったらポイントつけてや~。」と第2段階や。こないだある家電量販店でTVこうたけど、ポイント交渉でプレステ3買えるぐらいのポイントたまったがな😊店員さんも結構、楽しんでたし…
 と、大阪とはこういう土壌や。別に悪気あってやってんちゃうんねんけど、
たとえ10円でも安なったら、ま~、なんちゅう~んかな~、鬼の首とったみたいな気ぃなんねやろな。ま、明らかに大阪のDNAや。
 ただし、若い衆はあんまりこんな交渉はせえへんな。というより、ようせんわな。俺も若い時はようせんかったよ。若い時はカッコつけんのに精一杯(せぇいっぱい)やったからな。
 年とともに、大阪人としてより一層濃くなるわけや。いつぐらいからできるようなんねやろな~?もう忘れてもたけど、まぁ、FM放送聞いてる間はあかんわな。AMがおもろいと思えるようになったらいけるんちゃう😀

PS:大阪のAMラジオ、ほんまおもろいねん。いっぺん聞いてみ~‼

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