大阪弁クイズ Part 2 重要動詞編 ー語彙ー

解答:(ウ)
解説:
ま、今まで作った会話の中でさりげなく何回もつこたと思います。「行ける」がテーマです。ま、可能動詞やの。
さて、基本の動詞は「行く」です。これは「〇〇へ行く」という移動を表しますわな。「行ける」は可能を表していると思われ、「行くことができる」でしょ。そこから派生して、物事がうまくいく様をあらわたり、料理の味の良いことを言ったりしますわな。それは大阪弁でも同じですが、大阪ではもう一つ意味があって、「〇〇が有効な状態である」という意味で使います。もっと簡単に言えば、「大丈夫だ」という意味です。
例えば:

医者:南さん。小川さん点滴やけど、今、行ける
看護婦:あと5分ぐらい待ってもらえます?
医者:ほな、南さん。ここのベットでちょっと横なろか~。

この場合の「行ける」はおそらく、点滴ができるスペース(空きベット)があるかということと、看護婦さんの手が空いているかということのどちらか、もしくはその両方を示していてますわな。つまり、ベットが有効な状態かどうか、看護婦さんが小川さんの世話をするということに対して、有効な状態でであるかどうかということを尋ねています。患者さんの点滴を頼みたいんだけど、お願いして大丈夫ですかということやで。

男性:もしもし、俺や。今いけるか?
女性:あ~、ええよ。どしたん?

これも、今あなたと話をしたんですけど、電話で話をすることに対して、あなたは時間的、気分的、環境的に有効ですか?ということですよね。ま、標準語では、「もしもし、俺だけど。今、大丈夫?」みたいな感じですかね。
 このように、問題の会話文の「行ける」は「時計が有効な状態である」というとこでしょう。つまり、「まだ使える」ということです。
 実は大阪人が「行ける」というときには、「〇〇が有効な状態である」という意味で使うことが一番多いように思います。もちろん、よそ行きの言葉ちゃうで。公の場ではこの意味では使いませんよ。「部長、ちょっと今、行けます?」とは言わやろな~😀。ところで、よそ行きてわかるか😀?

ブログランキング参加中です!
ぜひ、ポチっとお願いします!


大阪府 ブログランキングへ

にほんブログ村

 

コメント