二人の会話を読んで設問に答えてください。
解答・解説は続きを読んでください。
社長: えらい赤い顔して、どないしたんや⁉
若い衆:社長、大変ですわ❗大阪屋に呼ばれたんで、行ってみたら、
うちとの取引やめて浪花商会と取引する言うてますねん😡。
ホンマ、頭きますわ‼
社長: そう~か。そんなこともあるわな~。まぁ、ババされたわけやあれへんし、ションベンかけられることなんかよ~あるがな。商売ちゅうもんは牛のよだれやで。
ここはええとしとけき。
若い衆:????????
設問
社長の言っている内容として正しいものは下記のうちどれですか?
(ア) ま、詐欺にあったわけではないし、取引先が取引を他社に乗り換える
ことなどよくあることだ。商売とは汚いものだから、
ここはよしとしましょう。
(イ) ま、トイレを汚されたわけではないし、狂牛病の牛を食べたわけでも
ないのでよしとしときましょう。
(ウ) ま、何か盗まれたわわけでもないし、得意先と問題があって取引停止
になったわけではないので、よしとしときましょう。
(エ) ま、代金をもらえなかったりしたわけではなく、取引先が取引を他社
に乗り換えることなどよくあることだ。商売というものは細く長く
やるもんもだから、ここはよしとしときましょう。
解答:(エ)
解説
これは若い衆にはわからんわな~。ちゅうかワシらの世代でもわからんな。ま、ここでポイントとなるのは「ババされる」、「ションベン(小便)かけられる」、そして「牛のよだれ」やわな。「ババする」は「代金などを払わない」という意味です。したがって、「ババされる」はその受身形ですが、「代金の支払いを受けられない」か?なんかしっくりきませんね。ま、被害の受け身なんで、「代金とられへんやんけ~😢」みたいなのりやな。「小便かける」は「取引を停止する」という意味です。したがって、「小便かけられた」はその受身形で、「取引を停止される」の意味です。ちなみに、発音は「ションベン」ですよ。で、「牛のよだれ」は牛のよだれが長く、だら~っとしているさまから、「長く、細く商売を続ける」という意味ですよ。これにかなっているのは(エ)ですね。
ま、こういう風に言いはるのはだいぶんと年齢層高い人やわな。ちゅうても、まだ大正時代の人も現役でがんばってる人もようけおるで。もしかしたら、こんな会話もライブで聴けることもあるかもやで。
よかったらここ押しといてください!
コメント
商売は牛のよだれ・・は昔上司に言われたことですがー
> 商売は牛のよだれ・・は昔上司に言われたことですがー
→そうですか。今でも十分使えますね。