浪速の女ハスラーの店　－王子町一丁目商店会－　松虫界隈を行く

今日は3月28日、29日の記事に続いて王子町一丁目商店会のお店紹介です。ビリヤード場の保名倶楽部です。何と70年の長きにわたりず～と営業されているんですよ。先日、紹介したはやし製菓さんといい、この辺りはほんまに歴史の宝庫やな。

　まず、外観は蔦に囲まれてます。これ自体がカッコよろしい。

で、内装はこんな感じです。そら、もう昭和そのもの。めちゃくちゃ、カッコええ！ハードボイルド系の刑事もんなんかで出てきそうや。昔やったらあぶない刑事や。ちょっと古いか…　

このビリヤード場のオーナーは女性。南川千代さんです。若いころはお客相手に球を撞く、優秀な女ハスラーやったそうや✌。創業年数から考えてもお分かりいただけると思いますが、千代さんは90を越えておられます。さすがに、ビリヤード自体はされないようですが、それでも昼間はお店で点数の計算をしてはるらしいです。残念ながら、私が行ったときは夜でしたのでお会いできませんでしたが。生涯現役でおりたいと言うてはるらしい✌。千代さんのお話は浜　木綿子さん主演で舞台になったそうですよ。息子さんの南川泰三さんが千代さんの話を本にして以来、千代さんもお店もかなり脚光を浴びてきたみたですね。もしかしたら、近いうち朝ドラなるかもな😄。

　現在は、娘さんが店を仕切ってはります。色々話聞かせてもらいましたし、昔の貴重な写真とか見せていただきました。また、ビリヤードしたことないねんという人でも、コーヒーだけでも飲みに行ってみてください。それでもＯＫです。ここのコーヒーすごくおいしいです✌。コーヒー飲みながらちょっと休憩するには最高の場所やで。雰囲気に浸れるよ、ほんまに　浪速の女ハスラー千代さんの人生が詰まったビリヤード場、これからもぜひ残してほしいですな👍。

　ま、ここしばらく王子町一丁目商店会の記事を書きましたが、やっぱり古めかしい所ちゅうのは、レトロ気分うんぬん言うよりも、街の人の人情とか、そこでがんばって生きてきた人の歴史ちゅうんかな、そんなもんを感じさせられるわな～。せやから大阪観光来たら、こういうとこ行きや。ただ、見て回るだけやったらあかんで。ちゃんと地元の人と話し～や～。それが大阪観光のええとこやで～😀。

以上、レポートおわり。

保名倶楽部関係のデータ

保名倶楽部：http://yasunaclub.web.fc2.com/index.html

『浪速の女ハスラー　玉撞き屋の千代さん』　集英社文庫　南川泰三著

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