大阪弁クイズ Part 5  懐かしいのう~  ◆大阪の唄◆

指示
パート5は読解問題です。出題される読み物は物語り、手紙、レシート、書類、ファックス等の内容です。それぞれの読み物を読んで、設問に答えてください。また、解答は4つの選択肢(
)()()
(エ)の中から選んでください。

下記の歌詞(標準語訳版とオリジナル)を読んで設問に答えてください。

あ~、よく来てくれたね、君。まぁ、上がってください。
ビールでも飲みますか、君? 
久しぶりですね、君。どうしてたのですか、君?
早くあがってくださいよ、君。何をしてるんですか?
〇〇の唄。 〇〇の唄。

おまんとこのおかん元気け?
連れてきたったらええのに◆◆。
ごっつう久しぶりやんけ~。

設問1
オリジナルでは「君」は何と表現されていますか?
(ア) おまえ
(イ) ワレ
(ウ) 貴様
(エ) おんどりゃ

設問2
〇〇に入る適切な語句を入れんでください。
(ア) 浪速のオッサン
(イ) 天下茶屋のオカン
(ウ) 河内のオッサン
(エ) 摂津のオカン

設問3
おまんとこのおかんとは誰のことですか?
(ア) おまわりさんのお母さん
(イ) あなたのお母さん
(ウ) 近所の奥さん
(エ) あなたの奥さん

設問4
「ごっつうひさしぶりやんけ~」を標準語にすると:
(ア) とても長くお会いしていないですよ~。
(イ) うわ~、久しぶり❗
(ウ) も、何年会ってない⁉
(エ) すごく長いこといっしょにいるな~。


解答:設問1▶(イ) 設問2▶(ウ) 設問3▶(エ) 設問4▶(ア)
解説:
 『河内のオッサンの唄』な~。これもごっつう懐かしいやんけ‼ 『河内のオッサンの唄』知ってます?全編河内弁の唄やで。ちなみに1番は問題作成上、標準語訳にしてありますが、実際の唄は↓

 お~、よう来たの、ワレ。まぁ、上がっていかんかい。
 ビールでも飲んでいかんかい、ワレ。
 久しぶりぶりやんけ、ワレ。何しとったんど、ワレ。
 はよ上がらんけ、オンドレ、なにされしとんど。

こっわ~? 私がまだ小学生の頃でしたね、この歌が流行ったんは。ま、40年近く前ですよね、この歌が一世風靡したのは。40年ほどまえでも、この唄はセンセーショナルで、巷では「誰がこんなしゃべり方しとんねん?」と言ってましたよね。ただ、ワレオンドレ~さらすなどの語彙は今でも断片的に使いますが😀 そういう風に考えると、他地域の方がイメージする大阪弁にはすごくマッチするんでしょうが、当の大阪人は「こんなん、ゆえへん、ゆえへん😅」と思ってるかな。
 ま、設問はまぁまぁええですか。設問3の「おかん」ですが、これは文脈上、「嫁」のことを言うてますな。この唄でも後に出てくるんですが、自分の嫁のことは「カカァ」言うんですな😀 また、ここでは「母親」のことでもないんですよね。「オカン」は「母親」という場合が多いんですが。ま、夫婦も長くなるとね~、「あなた~」とか「おまえ」とか言わないじゃないですか。そのうち、自分の主人のことも「お父さん」」とか「パパ」になるし、自分の嫁さんのことも「おかあさん」とか「ママ」になりますよね。その感覚です。それと、設問4の「ごっつう、ひさしぶりやんけ」は通常、話し相手(久しぶりに会った)に向かって「すごく久しぶり~」の意味で使うんですが、ここでは文脈上、「(君のところの奥さんにも、長く会ってませんからね~」というような意味で使ってますよね。この唄、フルで聞いたことありますか?現代人が聞くと、すごくガラ悪く聞こえるかも知れませんが、河内のオッサンが久しぶりに来た友人をねぎらい、お互い頑張って生きてこな~という、とっても河内のオッサンの情が感じられるええ唄なんですよ🤩 せやから大ヒットしたと思われます。
 ま、とても懐かしい歌からの出題でした。リアルタイムでこの唄を知ってる人。標準語訳気持ち悪いやろ😀 この唄の作詞・作曲はミス花子いう人です。最近、見ませんね。どうしてるんですかね?

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コメント

  1. 蕎麦は信州 より:

      「悪名」~「嗚呼!花の応援団」等、河内弁が飛び交う作品。
     当時は「~けぇ」で終われば皆そうかと思ってましたね。
     まぁ、泉州弁と河内弁の違いも学生時代にやっと違うらしいというのを感じた程度。
     「~けぇ」で終わるのは近江や播州辺りにもある様ですが、知らん人が聞いたら皆河内弁と思うんでしょうねぇ。
     かつての自分はそうでした。
     そういえば、泉州弁も山(農村)と浜(漁村)で違うんだとか。
     プロゴルファーが皆上手く見える(違いが分からん)みたいなもんですか。

  2. 大坂太郎 より:

    まぁ、大阪弁と一言で言ってもたくさんありますからね。泉州、摂津、河内と大まかに言っても三つ。それに大阪市内はまた微妙に違いますしね。私も現実には、これは泉州弁、こっちは河内弁とはわかりません。随分と昔に、河内のオッサンの唄は今の八尾あたりの言葉をベースにしてるという話を聞きましたね。