さて、大阪弁のよりよい理解のために、しばらく大阪弁のクイズでもしましょか。名付けて大阪弁能力検定TOOIC(ト~~イック)や。最近サラリーマンがよ~う受けさされてる英語の試験でTOEIC(トイック)ちゅうテスト知ってはります?あれとチャイます。TOOICはThe Test of Osaka-ben for
Interprefectual Communicationの略称や。言うなればやな、県民間コミュニケーションのための大阪弁能力テストや。ま、この英語が正しいかどうかはどっちでもええ!英語マニアみたな人、へんなコメントせんといてや!ここは大阪の話や。ちょっとTOEICちゅう試験まねさせてもろてるだけやから。
ほな、しばらく次の形式でやっていみよか。好むと好まざるとにかかわらず、しょっちゅう大阪出張せなあかんビジネスマン、大阪観光をご計画のみなみな!必見やで! よっしゃ、ほな始めよか。
Part I
即時対応問題
やり方
このパートではみなさんは短い大阪弁で何か質問されます。それらを読んで最も適切な対応を選択肢(ア)-(ウ)の中から選んでください。 それでは、例題を見てみましょう。
(例題)
質問:おはようさん。どないだ?
選択肢:
(ア)ぼちぼちですわ。
(イ)今日、休みでんねん。
(ウ)ほな、さいなら。
「おはようさん。どないだ?」は「おはようございます。調子はどうですか?」の意味です。選択肢(ア)は「まぁまぁです。」、選択肢(イ)は「今日はお休みです。」の意味です。そして、選択肢(ウ)は「じゃ、さようなら。」ですから、選択肢(ア)の「ぼちぼちですわ。」が応答としては最適です。
とまぁ、こんな感じや。ほな、始めまひょ。
問1.
男:わて、江戸っ子だんねん。
(ア) 何、いちびっとんねん。
(イ) 何、いきっとんねん。
(ウ) 何、いちゃもんつけとんねん。
解答:(ア)
解説:いきなり、考えさせる問題ですよ。質問文の意図するところはおわかりですか?江戸っ子が大阪弁で話すわけがありませんから、これ自体がギャグです。まぁ、ギャグのレベルとしてはそれほどたいしたことはありませんが...この問題のテーマは大阪人特有?とまでは言わへんけど、大阪型DNAのもっとも濃い部分である笑いへの執着やわな。これを抜きに大阪を語ることはできやろな。記念すべき第1問にふさわしいと思えへん?
(ア)の「いちびる」は標準語にしにくい言葉ですが、「調子に乗る」ぐらいでしょうか。ただし、たいがいの場合、悪い意味でだけ使われるわけではありません。大阪ではいちびりは「面白い人」というニュアンスで使われることが多いです。つまり、下の例のように言われると、それは大阪人にとってはたいへん光栄なことです。子供のときから、みんないちびりを目指してがんばっています。
例
女:あんたの友達、みんなおもろいな。
男:そやろ。みんないちびりやからの。
とくれば、このいちびりは褒め言葉ですよ。
(イ)の「いきる」も、ちょっと標準語化は難しいですが、「いいカッコする」ぐらいの意味ですかね。
(ウ)の「いちゃもん」は「言いがかり」のことです。
「さっき、へんなチンピラみたいなやつにいちゃもんつけられた。」みたいに使います。
やっぱり(ア)が正解ですね。
どや、できました?こんな感じです😀
今後、正しい大阪弁の使い方や正しい大阪文化にいて、ぐたぐたと書いていきますが、ここでは世間の人がイメージするような大阪弁(つまりメディアなどが作り上げた大阪的なもの)はないと思てや。変に誇張したものは一切ありません。正しい大阪弁、大阪文化、そして大阪人への理解を目標にしてます。それでも、きっとおもろいはずや。TVなんかでみなさんが耳にする大阪弁よりず~っとな👍
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